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肩コリと脇のコリ

なかなか解消しない肩こり、実は「脇のコリ」が原因かもしれません。肩こりに悩んでいる人は、肩周りの筋肉だけでなく、脇周辺の筋肉も凝ってしまっている場合が多いんですよ。

脇の下が凝るって何よ?って思う方も多いかと思いますが、脇は実は非常に肩こりに影響のある場所です。
デスクワークが多い人はもちろん、特にパソコンやスマホをよく使う人脇の筋肉が硬くなって”脇こり”しやすいんです。

脇の下のくぼみに指を4本そろえて、ぐっと奥まで押してみてください。
奥のほうに硬い筋肉が触れ、圧痛を感じるようであれば脇はこっています。
肩こりを解消するには、肩の筋肉だけでなくわきの下の筋肉をゆるめることも大切です

脇がこっていると、肩の関節がスムーズに動かなくなり肩こりの原因となってしまう場合があるのです。

肩の周りは、四つの筋肉が集合してできており、それらが共同で働くことで肩を支えています。そのため、一つの筋肉が疲れたと感じている時は、実は他の三つの筋肉も同じように疲れているのです。
脇こりによって筋肉が1つでも疲れると肩こりを悪化させる原因になってしまうというわけです。
また、脇の下はリンパが集中するリンパ節がある部分です。リンパの流れが悪いと、疲労物質や老廃物がたまりまた筋肉が固くなるという悪循環におちいってしまいます。

私たちは肩こりを解消しようとする時は肩を揉みますが、肩の疲れだけを癒しても、他の三つの筋肉の疲れは取れません。脇のコリがほぐされないと、肩こりは根本的には解消できないのです。
よって脇コリの解消は、肩こりの解消に不可欠と言えます。
また、脇コリ解消のためのマッサージやストレッチは、リンパの流れも良くしてくれるため、ダイエットにも効果的なんです。

ではお待ちかねの、肩こり解消のために、脇のコリを解消する方法をご紹介します。
脇コリの解消には、肩甲骨を意識的に動かすことが大事です。

全体的にストレッチさせる効果的な方法を1つご紹介いたします。

1. 座って背筋を伸ばし胸を張ります。

2. 頭の後ろで手を組んで両肘を外側に張ります。

3. 外側に張った肘を出来るだけ後方へ引っ張り、肩甲骨の間をしっかりと縮めます。
背筋は伸ばしたまま、顔が下を向いてしまわないように注意しましょう。首には出来るだけ力を入れないようにしてください。

4. その姿勢を維持したまま、ゆっくりと身体を右へ倒します。身体はねじれないように、正面を向いたままにしてください。

5. これ以上倒れないところで5秒間保持。ゆっくりと反対側へ倒し5秒間保持。

以上を左右5回ずつ繰り返しましょう。
姿勢の維持を意識することは重要ですが、それを気にするあまり力んでしまわないように注意してください。
できるだけリラックスして行いましょう。

慢性的なコリをほぐすためには筋肉を動かすことで血行を良くしていくのが大切です。
肩関節や肩甲骨が大きく動くような動きをこまめに入れることが予防につながるでしょう。

姿勢の崩れも余計な負担を肩や脇にかけてしまいます。
意識しなくてもきれいな姿勢が維持できるように体幹部や下半身の筋力は低下させないようにしましょう。

肩や脇がこるということは筋肉の使い方やバランスに問題がある証拠なので自覚が出たら早めに対処しましょう。